今を全力で愛せるんだ。

ニノさん、お誕生日おめでとうございます。28年前ににのみやかずなりという人がこの世に生まれてきたことに心の底から感謝です。

27歳のニノさんはフリーターになっておうちを買おうと奮闘したり、ちょんまげ姿になって男社会をのし上がろうとしてみたり、黒い球に呼び出されてたくさん戦ったり、コンサートでサルエルパンツでひょこひょこ歩いて可愛さで心をわしづかみにしたり、バラエティでのツッコミがますます冴えわたってますます芸人さんたちと仲良くなって結構本気ですごい域に達していたり、相変わらず腹筋を一つに割るシステムを実践していたりしていました。ニノさんの多彩な活躍ぶりと、努力する姿や大変な姿を見せずにさらりとやってのけるそのかっこよさに、恥ずかしいから、暗号で送ることに決めました。ヒントは“ごめんね”と一緒にいます。

私がこの一年で最も印象に残っているニノさんは2011年4月号の日経エンタのインタビュー記事です。ガツンを受けてのニノさん単独インタだったんですが、この記事を読んだ瞬間にあまりの感動に思わず泣きそうになってしまいまして。それぐらい私にとっては衝撃的な素敵な記事でした。端的にいうと「ニノさんてなんてフラットに世界と日本を見つめているんだろう」ってことに感動したんですけど、ニノさんがあくまで冷静に、ニノさんらしく、日本のカルチャーやひいては日本というのものを考えているっていう事実に、すごく嬉しくなりまして。私が感じていた昨今のあれこれにものすごく明快な答えをくれた気がしたのです。「ぶっちゃけ日本でやってる方が面白いっすね」って言葉になんと胸のすく思いをしたことか!

ニノさんはきっといつまでもフラットであり続けるのでしょう。フラットだからこそシンプルなあらしに対する思いがニノさんの中心であって、それ以上でもそれ以下でもないんだと思います。そんなニノさんをぎゅっと包み込むあらしという形が、あらしなんだなぁと思うのです。これからどうなっていくのかわからなくても、全然不安じゃないのは、ニノさんの笑顔が何よりの答えだからですよ。

これからもどうぞあらしの皆さんは存分にニノさんを甘やかして可愛がって抱きしめてよしよししてジュースをおごってあげて、一緒に野球をしてわいわい言い合ってずっと隣にいて、よきライバルでありよき仲間であって、そしてどうか、いつの日かニノさんの二人ごはんの夢をかなえてあげてくださいね。

それから、最後にもう一つ伝えたいこと、それは…